【リケオの部屋19】人は「悪いのは自分ではない」と思うと、とても落ち着く
『理系のおっさんの部屋19にようこそ!』
『今日のテーマは「人は「悪いのは自分ではない」と思うと、とても落ち着く」です』
『わかるー』
『不眠症の人に、偽の薬を渡して眠ってもらう実験をしました』
- Aグループには「この薬は心がリラックスして落ち着いた感じになるという副作用があります」と伝えます
- Bグループには「これを飲むと心臓がドキドキしてしまって、目が覚めたり頭が冴えたりする副作用があります」と伝えます
『Bって、不眠症の症状そのものじゃないの?』
『そうなんです!実験結果は、AグループもBグループも通常より、はやく眠れるんですが効力が異なりました。どちらのグループが、よりはやく眠れたと思いますか?』
『今日のタイトルからして、Bグループ』
『・・・正解』
『薬のせいにできるってことー?』
『そうなんです。不眠症の症状そのものを「あ、これは薬のせいだな」と考えられることで、自分は悪くないと安心できるんです』
『何かのせいにすればいいのか、よーし!』
『人間はね・・・』
『ブログの更新がたまに遅れるのは、部長が寝坊するせいだから仕方ない。おー!スッキリするぞ!!』
『それ、そもそも自分のせいだと思ってないでしょ・・・』
『確かに!』
『何かトラブルがあったときも「仕方がなかった」と考えることは、1つの解決策です』
『人は「悪いのは自分ではない」と思うと、とても落ち着くのまとめ』
-
人は「悪いのは自分ではない」と思ったときに、とても落ち着く
-
不眠症の人にニセ睡眠薬を渡し、眠ってもらう実験。薬の副作用として「不眠症の症状」を伝えておいたグループのほうが、はやく寝ることができた
-
「これは薬の副作用のせいだ」というように、「自分のせいではないから仕方がなかった」と考えることは、1つの解決策
『やってみてくださいねー』
『部長がコーヒーをくれないのは・・・』
『それも自分が悪いと始めから思ってない!!』
『悪いのは自分じゃなさそうな画像、貼っておきますね』
『池谷裕二先生の本を参考にしました。また明日ー!!』