【リケオの部屋17】不安を抑えられず攻撃的になるメカニズム
『理系のおっさんの部屋17にようこそ!』
『今日のテーマは「不安を抑えられず攻撃的になるメカニズム」です』
『怒りっぽい人、本当苦手だわー』
『まず不安を感じているときは、脳の「扁桃体」という部分が反応しています。詳しく言うと大脳辺縁系にあります』
『詳しく言われてもねー』
『次に、不安を抑えられずに攻撃性を持つようになると脳幹の「PAG」という場所が反応します。PAGは中脳水道周囲灰白質の略称です』
『大脳辺縁系から脳幹に移るのか』
『脳幹のほうがより古くから存在しています。なので攻撃的になるときは、より本能に近いところに行ってしまうイメージですね』
『より動物的になるのか』
『そうとも言えますかねー。そして、不安は持続できるんですが、攻撃的なPAGは一過性です』
『やり過ごせばいいのか』
『でも、PAGは1回火がつくとおさえられないので注意です』
『・・・遠くに逃げるわー』
『そして不安から攻撃的になるのを抑えるための方法もあります』
『はやく言えよな』
『ズバリ「予測」することです。想定内のことには、すごく怒ったりしないっていうことですかねー』
『なるほどねー、いつも落ち着いてる人って、起こり得る状況をいろいろシミュレーション済なのか』
『怒りっぽい人は予測が足らないのかも!!!』
『不安を抑えられず攻撃的になるメカニズムのまとめ』
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不安は扁桃体が反応し、不安を抑えられず攻撃的になるときは、より本能的な脳幹のPAG(中脳水道周囲灰白質)が反応する
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不安は持続するが、攻撃的になるPAGは一過性。ただしPAGはかなり本能的な部分なので、1回火がつくとその場では抑えられない
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不安の扁桃体から攻撃性のPAGになるのを防ぐための、一番の方法は「予測」すること
『やってみてくださいねー』
『よく怒ってる人に「予測が足りませんね」って言っても、それを予測できてないだろうから、余計怒るだろうな(笑)』
『言ったらダメですよ!!』
『予測できてそうな画像貼っておきますね』
『池谷裕二先生の本を参考にしました。また明日ー!!』