【リケオの部屋10】納得できない状況では行動に感情を合わせてしまう
『理系のおっさんの部屋10にようこそ。トリックオアトリート!!』
『ハロウィンは昨日で終わってます♪』
『・・・地球1週分出遅れた』
『今日のテーマは「納得できない状況では行動に感情を合わせてしまう」です』
『でも仮装もしてなかったし逆に良かった!・・・こういうやつ?』
『仮装してるのでは?』
『たまにグサッと言うよねー』
『脳は、行動と感情の不一致を気持ち悪く感じます。なので、納得できない状況では、感情を行動に合わせてしまうんです』
『もうしちゃってる行動は変えられないから、感情を操作するってこと?』
『そうです!』
『自分で自分をだましてるの?複雑ー』
『例えば、単調作業を2グループにやってもらう実験をしました。1グループは時給100円で、もう1グループは時給2,000円です』
『2,000円のほうがいいな』
『このとき、時給2,000円のグループは「つまらない作業だった」と言いました。一方で、時給100円のグループは「意外と楽しかった」と言いました』
『時給100円なんてタダ働きなのに?』
『そこです!ほぼタダ働きなのに、つまらない作業をやったとなると納得できないので、感情のほうを楽しかったと整合させてしまうんですねー』
『ほぉー。このブログの更新は楽しいか?』
『楽しいですよ!納得できない状況とかじゃないんで!!』
『そっか。これ、日常的に使えるの?』
『関連事例で、好きな人には何かを手伝ってもらうのが効果的という話があります』
『なんで?』
『嫌いな人の手伝いをしているわけがない、と相手の脳が考えてくれるんです』
『そんなこと考えてる部長の手伝いはしない』
『お願いしてないし!!』
『納得できない状況では行動に感情を合わせてしまうのまとめ』
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人間は行動と感情が不一致だと、気持ち悪く感じる。納得がいかないとき、行動は変えられないので、無意識に感情を行動に整合させる
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例えば、時給100円で単調作業をした人は「意外と楽しかった」と言う。自分を納得させるために楽しかったと感情を整合させている
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関連事例として、好きな人には何かを手伝ってもらうのが効果的。「嫌いな人を手伝うはずがない」と相手の脳が感情を合わせてくれる
『やってみてくださいねー』
『週明けに、あいつは俺ばっかりに頼みごとを・・・むふふ、みたいな誤解が生まれないか心配だな』
『そんな人いないですよー。遅れてきた大人ハロウィンっぽい画像貼っておきます』
『・・・』
『池谷裕二先生「単純な脳、複雑な「私」」を参考にしました。また明日ー!!』