【リケオの部屋4】視線の移動が感情を引き出す
『理系のおっさんの部屋4にようこそ』
『今日は「視線の移動が感情を引き出す実験」です』
『(ジッーー)』
『視線が痛い・・・「長い時間を一緒に過ごす人には好意をよせやすい」という話はよく知られていますが、今日はそれをより効果的にするかもしれない視線の話です』
『(ジッーー)』
『・・・異なるタイプの写真を見せて、どちらを好みと思うか実験しました』
『しゃ、写真に悪意が・・・』
『Aでは長い時間見せたほうに好意を持ったんですが、Bのときはどちらを選ぶか五分五分だったんです』
『。。。』
『すねた!!』
『違いは、A:左右で見せる場所を変える、B:同じ場所で写真を変える、かー』
『そうです!!ポイントは視線。Aは左右に視線を動かすので「わざわざ視線を動かしたんだから魅力的なものに違いない」と脳が判断します。一方、Bは視線が動かず、見せられている状態なんです』
『このブログはキャラ絵配置が左右だから、あとは出現回数だな』
『以上から、視線を動かすことで感情が引き出されると考えられます』
『視線の移動が感情を引き出す実験のまとめ』
- 異なるタイプの写真2枚を、片方は短く、もう片方は長い時間見せた
- 見せる場所を左右で変え、視線を移動させた場合のみ、長い時間見た写真に好意をいだいた
- 人は自ら視線を動かして何かを見るとき、感情が引き出されるらしい
『やってみてくださいねー!』
『プレゼンするときに身振りをつけたほうがいいとか、歩いたりしたほうがいいとかっていうのは、この論理?』
『あー!そうなんですかね?確かに、プレゼンテータが動くことで、聴衆側の視線も動かすことになりますね』
『寝てる人の視線以外ね』
『出展:池谷裕二先生「単純な脳、複雑な私」でした~』