【リケオの部屋8】脳は消去法で記憶するのが得意
『理系のおっさんの部屋8にようこそ』
『今日のテーマは「脳は消去法で記憶するのが得意」です』
『どういうこと?』
『正解がこれ!と覚えるよりも、いっぱい間違って最後に残ったのが正解という学習方法のほうが覚えやすいんです』
『たくさん間違えたほうが覚えるってこと?』
『そうなんですー!あっさり正解したものは、弱い記憶として残ります』
『なんでそんななの?効率悪くない?』
『野生の時代の名残みたいです。正解がない野生の世界では、消去法のほうが生き残りにかけては理にかなっていたということです』
『野生のころの記憶方法を今も使ってるの?!』
『え、ええ』
『そこも進化させなよー』
『そんな簡単じゃないんです!』
『まー確かに、初めて行くところで道を間違えたときは次は間違えないけど、なんとなく最初に行けてしまうと次行ったときに迷ったりはする』
『そう、それです!』
『だからって毎回間違うの大変だけど・・・』
『ま、まぁそうですね』
『この特性って、どこで使うの?』
『試験勉強ではたくさん問題を解いて間違えたり、英語はできるだけ話したり書いたりして間違えることが習得への近道とか!』
『ふーん』
『間違えたときに、落ち込むんじゃなくて「よし、これで記憶しやすくなった」って思えばいいんです!』
『よし、これで記憶しやすくなった!!』
『今は何にも間違ってないでしょ!!!』
『脳は消去法で記憶するのが得意のまとめ』
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脳は正解を1回で覚え切るよりも、どんどん間違いを消していく消去法で覚えることを得意とする
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すぐ正解を出せても弱い記憶になり、何度も間違ってたどりついた正解は強固な記憶になって忘れにくい
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進化途中の野生の世界では、何が正解かわかることは少なく、消去法での記憶が理にかなっていたという背景がある
『ここで脳科学者 池谷裕二先生の恩師による名言』
「プロとはその道のあらゆる失敗を知っていることだ」
『いいこと言う』
『沁みますねー、じゃLet's Study♪的な画像貼っておきますね』
『結構本気のStudy(笑)』
『池谷裕二先生の本を参考にしました。また明日ー!!』