【リケオの部屋12】直観とひらめきの違い
『理系のおっさんの部屋12にようこそ!』
『今日のテーマは「直観とひらめきの違い」です』
『違うのー?』
『ひらめきは思いついたあとに理由が言えるもの、直観は漠然としていて理由が言えないものなんですー』
『例えば?』
『例えば、推理小説を読んでいて「この人が犯人だ」と思ったとき、トリックなどで根拠を説明できるのが「ひらめき」、なんとなくこの人と思うのは「直観」です』
『推理ドラマで「犯人役はそこそこの俳優さんのはずだから、このメンバーならこの人」って思うのはひらめきかー』
『なんて世間ずれしたひらめき!!』
『有名な俳優さんがたくさん集まるとひらめけないー』
『・・・数列の穴埋め問題を使ったひらめきの実験結果があります』
『数列、懐かしー』
『実験は、3つのグループで行いました。さてどのグループが成績が良かったと思いますか?』
- 午前に見て昼間8時間考え、夕方に回答
- 夜に見て8時間寝て、起床してすぐに回答
- 夜に見て徹夜で8時間考え、朝に回答
『昼に考える1番に100円』
『賭けなくていいです!』
『えーー』
『正解は2番でしたー!おどろきー!!』
- 午前に見て昼間8時間考え、夕方に回答→20%正解
- 夜に見て8時間寝て、起床してすぐに回答 →60%正解
- 夜に見て徹夜で8時間考え、朝に回答 →20%正解
『寝るとひらめくの?』
『寝ているとき、脳は積極的に情報整理をしているのでひらめきやすいってことですねー「ひらめきは寝て待て」って言いますし』
『1、4、9、?、25。さー、寝ろ!』
『16でしょ!寝なくてもわかります』
『直観とひらめきの違いのまとめ』
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「ひらめき」は思いついたあとに理由が言えるもの、「直観」は漠然としていて理由が言えないもの
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数列の穴埋め問題をやると、問題を見たあと8時間考えたグループよりも、8時間寝たグループのほうが正解率が高かった
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脳は寝ているときに休んでいるのではなく、積極的に情報整理を行っていると考えられ、ひらめきやすくなると言える
『やってみてくださいねー』
『寝る前に人生の課題を頭に入れてから寝ると、起きてひらめくかもよ』
『言い方!!』
『ひらめきそうな画像貼っておきます』
『池谷裕二先生の本を参考にしました。また明日ー!!』