【リケオの部屋11】予測と回避でストレスを克服する
『理系のおっさんの部屋11にようこそ!』
『今日のテーマは「予測と回避でストレスを克服する」です』
『ストレスってなにー?』
『なさそうですねー・・・』
『ストレスを受けたってどうやってわかるの?』
『血中のストレスホルモン量で測ります。ストレスを受けると、脳の視床下部や下垂体、副腎という組織がストレスホルモンを出します』
『へーー客観的に見れるもんなんだな』
『しかも、強制的にストレスホルモンを10倍に増やす薬剤を使った実験があります』
『こわっ!!アグレッシブー』
『まずストレスホルモンが10倍になる薬です、と説明します。そして、もし気分が悪くなったときにはこのボタンで薬の投与量を調節できます、と話して枕元に置きます。この状態で薬を投与すると、どういう結果が出たと思います?』
『実験が始まる前にボタンを押す』
『・・・びびりすぎです。なんと、薬を投与してもストレスホルモンの上昇を80%も減らすことができたんです』
『何の能力なのそれー!?』
『何が起きるかをあらかじめ「知っていること」と、耐えられなくなったらいつでもやめることができると「知っていること」、この2つがポイントです』
『予測と回避か。知ってるだけでいいのか』
『一番いいところ言わないでください!!』
『しめしめ』
『何が起こるか予測し、起こっても離脱できる回避策を知っておくだけで、こんなに違うんです。おどろきー!!』
『例えば、すごく怒りっぽい上司の地雷を予測し、嫌になったら会社なんていつでも辞めればいいし、と思っていればストレスが80%減少するってことか』
『なんか、すごく具体的ですね・・・』
『例えば、配偶者の地雷を予測して、嫌になったらいつでも離婚すればいいし、と思っていればストレス80%減少ってことか』
『誰のことー?!幸せな結婚もあるでしょーー』
『予測と回避でストレスを克服するのまとめ』
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人はストレスを受けると、脳の視床下部や下垂体、副腎からストレスホルモンが出る。ストレスは血中のストレスホルモン量でわかる
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ストレスホルモンを10倍にする薬を投与しても、どういう薬かわかっていて、途中で止められると知っている状況下では、ホルモンの上昇を80%も減らすことができた
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どういうことが起きるかを「予測」し、耐えられなくなったらいつでも「回避」できることを知っているだけで、ストレスは克服できる
『やってみてくださいねー』
『コーヒーをくれって言っても、部長は絶対コーヒーをくれないだろう。そのときは自分で淹れればいいんだ』
『さっきストレスないって言ったじゃないですか』
『・・・ストレスが減りそうな画像貼っておきます』
『池谷裕二先生の本を参考にしました。また明日ー!!』