【リケオの部屋18】脳は身体の状態によって「今の」感情を増幅する
『理系のおっさんの部屋18にようこそ!』
『今日のテーマは「脳は身体の状態によって「今の」感情を増幅する」です』
『身体の状態?』
『心拍数の増加や手に汗をかくという身体の変化から、脳はその時の感情を増幅することがわかっています』
『喜怒哀楽でいうと、喜と楽はウェルカムだけど、怒とか哀は増幅してくれなくていいんだけど』
『そうなんです!でも残念ながら、身体の状態からどんな感情かを判断できないので、とりあえず「今の感情」が増幅されます!』
『おいおい』
『なので怒っているときに、あえて心拍数をあげる実験では、より怒りが増幅されたという結果も出ています』
『なにその実験ー』
『なので怒りや不安が強いときは、心拍数をあげずにリラックス、深呼吸ですねー』
『吊り橋効果とかも、これ関係ある?ドキドキが増加されるの?』
『そうですね、そのときのドキドキ、ワクワクが増加されて、そのときに一緒にいた人がその感情と一緒に記憶されるってことですね』
『・・・吊り橋ワクワクするー?!あ、ゲームするときには手に汗をかくけど、あれで楽しさが増幅されてるんだなー』
『これである程度意識的に、感情の増減をコントロールできるかもですねー!』
『よーし!』
『何する気ですか・・・』
『(ジーッ)ちょっと運動してくる』
『私で何を増幅する気ですか!!』
『脳は身体の状態によって「今の」感情を増幅するのまとめ』
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脳は身体の状態(心拍数の増加等)によって、「今の」感情を増幅している
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喜怒哀楽の区別なく感情を増幅するのは、身体で感じるレパートリー(汗をかく、心拍数が増加等)により脳が感情を見分けられないため
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例えば、怒っているときに運動をして心拍数をあげると、怒りが増幅されるという実験結果がある
『やってみてくださいねー』
『走ったら、疲れただけだった・・・』
『無感情!!』
『感情を増幅してそうな画像、貼っておきますね』
『池谷裕二先生の本を参考にしました。また明日ー!!』