【リケオの部屋16】寝ている状態で「これは夢だ!」とわかる明晰夢の効用
『理系のおっさんの部屋15にようこそ!』
『今日のテーマは、寝ている状態で「これは夢だ!」とわかる明晰夢の効用です』
『あるあるー。自覚するとストーリーも好きなように変えられる』
『私はないです・・・。でも10人に8人は「これは夢だ」と自覚しながら、夢を見たことがあるといわれてます』
『結構、多いね』
『この明晰夢、実は自覚がないときの夢に比べて脳の活動部位にも差が出ていることがわかっています』
『へーーー!』
『しかも最近の研究では、悪夢障害の治療に役立つことがわかっています』
『悪夢ばっかり見る人がいるのか・・・』
『明晰夢をたくさん見るように訓練した人は、悪夢を見る頻度が減るんだそうです』
『どうやるの?』
- 毎日何度も「自分は今目覚めているか」と問いかける
- 起きてすぐに夢の記録を取る
- 寝る前に見たい夢について考える
『1番とかすごいね・・・そこまでじゃないわー』
『運動選手は、明晰夢の中で複雑な運動の手順を練習すると習得が早まるという報告もあります』
『寝るときくらい休めばいいのに』
『そ、そうなんですけど』
『寝ている状態で「これは夢だ!」とわかる明晰夢の効用のまとめ』
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明晰夢とは、夢を見ているという自覚を持ちながら見る夢
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悪夢障害の治療や、運動の学習を容易にする効果もあると考えられている
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明晰夢を見る技術は訓練で鍛えることができる。例えば、日ごろから「今は目覚めているか」と考えたり、夢の記録を取ったりすること
『やってみてくださいねー』
『明晰夢のときにほっぺたつねったら、本当に痛くないから。やってみて』
『本当なんだ・・・』
『明晰夢っぽい画像貼っておきますね』
『別冊日経サイエンスno201を参考にしました。また明日ー!!』